体前屈が硬い場合は、投げ出し座りを

最近は体前屈が硬い子どもたちが増えているようです。
体前屈とは、下の画像の通り、膝を伸ばしたまま手を床につける柔軟性のテストですね。
2013.8.28-2
体前屈が硬いときは、基本的に腿の裏の筋肉が短縮しているからと考えられます。腿の裏の筋肉をハムストリングスといいます。

柔らかい方なら、すっと指先が床につく、または手のひらが床につくことでしょう。
指先すら床に届かない、ということは柔軟性が低下している証拠。
さあ、そういう人はハムストリングスの柔軟運動が必要です。

その方法は下の画像の通りです。
2013.8.28-1
これだけ。
どうです?簡単でしょう?これは床の上で足を投げ出した座り方です。この姿勢で上半身が起こしにくい場合は、後ろにもたれましょう。タンスとか、壁とか、ソファーとか。ただし骨盤を起こした座骨座りですよ。

この座り方で腿の裏にややつっぱり感を感じたら、そのままでしばらく。そうですねえ、時間にして10分程度でもいいと思います。
ちなみにこの姿勢で腿の裏につっぱり感がない方は、ほどよいつっぱり感を感じるところまで上半身を前に倒してください。

いつも床の上に座るときには、このような姿勢で座るようにしてみましょう。ただし腰痛がある場合は、やめておいたほうが無難でしょう。
ちなみに、反動をつけてギュッギュッと体を前に倒したりしてはいけません。じーっとしておくのです。反動つけたら後で余計に響きますよ。ご注意を!

投げ出し座りが楽に感じるようになってきたら、再度体前屈のテストをしてみてください。
きっと最初よりつっぱり感は軽減しているはずです。