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発達障害児の姿勢がみるみる良くなる!?幼児椅子に付ける「股止め」の効果

2017_02_05

発達障害児の姿勢の問題は深刻!

発達障害のあるお子さんは、手先が不器用、体の使い方が上手くないなど体に関する課題を抱えていることが多くあります。

そして椅子に座った時の姿勢の悪さも問題になることがあります。

例えば、椅子に真っ直ぐに座れない、時間の経過とともに前にズレてくる、体が横に崩れてくる、椅子の端にお尻だけをちょこんと乗せて座る、などです。

椅子に座る姿勢が崩れると、手先をうまく使えない原因になったり、落ち着いて机に向かうといったことがしづらくなり、学習面にも悪影響を及ぼします。

 

このように、姿勢の問題は、発達障害のある子どもにとって深刻な問題につながるのです。

 

股止めの紹介

「座ること」に課題のある子どもが圧倒的に多い

療育機関の発達障害クラスの子どもたちを見ていると、上記に挙げた姿勢の特徴のある子どもが圧倒的に多く、「姿勢改善の必要のない子ども」は僅かです。

つまり、椅子に座った時、体の崩れがあったり、落ち着きなく立ったり座ったりする子どもがかなりの割合を占めています。

給食などでは、いわゆる幼児椅子(幼稚園や保育所にある木製の椅子)に座って食べるのですが、この時も体が崩れたり、肘をついて食べていたり、お尻がずった状態で食べていたりします。

 

そこで、ある子どもに対し、股の部分(左右の太ももの間)に私の握りこぶしを置いたままにして食事をしてもらいました。

そうすると、給食を食べ終わるまでの間、ほとんどお尻をずらすことなく食べることができました。

また、お尻がずれないことの効果として、肘をつかずに背中を伸ばして食べることも可能になりました。

ダンボールを使った股止めの作製と試用

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そこでスタッフのアイディアで、ダンボールを使った股止めを作製し、幼児椅子に取り付け、その効果について検証しました。

給食場面や活動場面で、股止めを設置した椅子に座ってもらい、姿勢の崩れや落ち着き具合をチェックしました。

股止めが姿勢の改善や子どもの落ち着きに効果的な理由

股止めを使用した子どもの多くに、椅子座位における姿勢改善の効果がありました。

給食の時間中、背筋を伸ばして食事ができるようになっただけでなく、常に肘をついて食べていた子どもが、肘で体を支えることなく、両手をしっかりと使った食事活動になりました。

また、先生のお話を聞いてる時、立ったり座ったり忙しく動いていた子どもが、じっと座って話を聞くことができました。

 

さて、このような効果があった理由として、以下のことが考えられます。

  • 股止めがしっかりと股間に当たることで、骨盤の崩れや前方へのズレを予防できた。
  • 骨盤が常に起きていることで、背中の崩れが予防できた。
  • 体への圧迫刺激が好きな子どもの場合、股止めが体への適度な圧迫になり、快刺激として認知され、精神的な安定につながった。
  • 左右の太ももが股止めに当たることで、太ももの置く位置が分かりやすくなった(股止めがガイドとして役立った)。

他にも考察の余地はありますが、このような理由から、股止めが有効であったと思われます。

今後も効果の検証を行っていきます。

 

あまり効果がない子どももいます

体のズレや姿勢の崩れ予防に効果的な股止めですが、すべての子どもに効果的なわけではありませんでした。

劇的に姿勢が変わる子どもがいた反面、あまり変化が見られない子どももいました。

 

その理由については、現在考察中ですが、股止めが当たる刺激が苦手、固定されることが苦手など要因は色々考えられます。

おそらくメンタル面でのことが要因になっているのではないかと予測されます。

今後の実践の中で、その理由についても考察していきたいと思います。

 

障害のない子どもにも効果的です。大人だって楽々座れます!

股止めを使用する1番の目的は、骨盤のズレを予防し、骨盤をしっかり起こすことです。

骨盤を起こした姿勢で椅子に座れば、長時間座っていても崩れにくく、また肩こりや腰痛の予防にも効果的です。

つまり、股止めは、発達に遅れのある子どもだけではなく、障害のない子どもや大人にも効果的です。

 

ちなみに、スタッフ間で、股止めの効果を自分自身の体で確認したところ、全員が「格段に座りやすくなった!」、「自然に背中が伸びるので、腰への負担も楽になった!」という印象を持ちました。

腰痛がある大人の方の事務椅子などに設置するのも効果的でしょうね。

 

なお、股止めの作製方法や使用方法については、別ページでまとめる予定です。

(おまけ)良い座位姿勢については、コラムLatteの記事も参考に!

「良い姿勢について」や「良い姿勢で座るポイント」については、以前書いたコラムLatteの記事も参考にしてください。

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