このページのまとめ
- 足裏にあるメカノレセプターを鍛えるためには、足に裏に刺激を入れることがポイント。
- 靴下を履いていると、刺激が入りにくく足の指の細かな動きが制限される。
- 簡単にできる刺激は、家の中では裸足で過ごすこと。
- 足指ジャンケンや足の指でタオルをつかむなどの遊びは、メカノレセプターを刺激する。
「足底刺激と足指活動の重要性」のページで”人間の立位バランスには、足裏にあるメカノレセプターの働きが重要であり、メカノレセプターを活性化させることが必要である”とご紹介しました。
ではメカノレセプターを活性化させる方法、つまり足裏に刺激を入れる方法とは何でしょう。
家の中では裸足になろう
昔、子どもは裸足で遊ぶことが多くありました。
昨今は、色々な外的要因で屋外で裸足で過ごすことができにくくなっていますね。
そのため、できるだけ家の中だけでも裸足で過ごすようにしましょう。
靴下を履いていると、足指全体が包まれることになるため、足指の細かな動きが阻害されます。
冬にどうしても寒いので靴下は必須、ということなら五本指の靴下を履くのがよいですね。
裸足でいることで、メカノレセプターは、次第に活性化されていきます。
足指を使った遊びをしよう
屋内裸足に加えて足の指を使った遊びをするとメカノレセプターがより活性化され、それが立位時のバランス向上につながります。
積極的に足の指を使った遊びをしましょう。
一例としては、足指じゃんけんや(少しお行儀が悪いですが)手を使わずに足だけで靴下を脱ぎ、脱いだ靴下を足の指で拾い上げたりする、椅子に座ってタオルを足指で寄せたりするなどの遊びの他、外遊びでは竹馬や上り棒などの足指を積極的に使う遊びが効果的です。
タオルつかみ遊びの方法
- タオルを床の上に置き、その上に片足を乗せます。次に足の指を曲げることでタオルを引き寄せます。この時かかとや足全体を使ってタオルを引き寄せないようにしましょう。
- 足指がしっかりと働いていれば、子どもでも大人でも簡単にできます。もし簡単にできてしまったら、タオルの先に何かおもりになるものを置いて何キロくらいまで引き寄せられるか勝負してみましょう。
- 何もない状態でも上手くタオルを引き寄せられないようであれば、足指の機能が低下している状態です。その場合は繰り返し練習してみましょう。しばらく練習を続けると意外に簡単にできるようになるはずです。