「コラムLatte」記事更新。今回はメカノレセプターのお話です

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コラムLatte、3回目の記事がUPされました。

今回は「子供や高齢者の転倒原因は病気なの?足底にある『メカノレセプター(感覚受容器)』の役割と鍛え方」です。
足の裏に多くあるメカノレセプターは体の位置関係を感じ取るセンサー機能としての働きがあり、立位バランスにおいてとても重要な役割があります。

最近は「何もないところでいきなり転倒する」子どもさんが多いと聞きます。
普通に考えると、その原因は足の筋力が弱いから?とか、足首の柔軟性が悪いから?と思いますね。
実はそのことよりも重大な問題があります。
それは今回コラム記事に書いたメカノレセプターの機能の低下、あるいは未発達が転倒の要因になっているということです。

このメカノレセプターの機能を発達させないまま大人になると、何歳になってもすぐに転ぶ大人になってしまいます。また随分先の話ですが、その子どもたちが壮年期から老年期を迎える頃には、転倒から骨折につながりやすく、そして骨折は寝たきりにつながってしまいます。極端な話ですが、今、メカノレセプターを鍛えておくことで、それらのリスクを回避することにつながります。

コラムでは簡単なテスト方法と簡単にできるメカノレセプターの鍛え方も紹介しています。あまりにも簡単過ぎて、「こんなことで本当に鍛えられるの?」と思われるかもしれませんが、私が普段理学療法の中で立位バランスの悪い患者さんにも行っている方法です。

また、メカノレセプターの発達は子どもの姿勢発達にも欠かせまん。姿勢は筋力を鍛えたから良くなるというものではなく、立っているときにグラグラしてしまう子どもさんはメカノレセプターの機能が低下しているおそれがあります。学校や保育所で、そしてご家庭でコラム記事にあるテストを試してみてください。

以上、専門家コラム記事UPのお知らせでした。

なおメカノレセプターを鍛える方法はコラムに書いているもの以外にもいろいろありますので、「他にも聞いてみたい!」という方がおられましたらこの記事のコメント欄からか、ひとこと掲示板からご質問ください。
それ以外の姿勢や遊びと体の発達についてなどの疑問点にも分かる範囲でお答えいたしますので、「子どもと姿勢研究会」のサイトのお問い合わせフォームからどうぞ。

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