※2ヶ月ほど前の話で、もう記事にしても大丈夫かと思いますので記録の意味も兼ねて書いておきます。
テレビ朝日の番組スタッフさんからご連絡をいただきました
さて、先日テレビ朝日さんの番組「中居正広のミになる図書館」のスタッフの方から、ストレッチについての取材をさせてほしい、可能であれば出演も検討していただけないか、というお問い合わせをいただきました。
関西テレビさんの時と同じく、私が専門家コラムを書かせていただいているコラムLatteさんに書いたストレッチのウソ、ホントの記事を読まれてのお問い合わせでした。
この記事はそんなに専門的なことを書いているわけではなく、むしろ理学療法士であればあたり前に知っているような内容であるので、「なぜ私に?」という気持ちが。。。
担当の方とメールのやりとりをする中で、「番組に専門家として出演してコメントしていただくことはできますか?そのことも含め一度ディレクター(さん)とストレッチの詳細についての話をしてもらえませんか」とのことでした。
いきなりの全国区の番組への出演、というお誘いにおののきながらも、まずはディレクターさんとお話させていただくことになりました。
分かりやすく説明することが求められていた!
さて、ディレクターさんからお電話をいただき、ストレッチについての質問にお答えし、また番組の中でのコメントについて簡単な打ち合わせをさせていただきました。
お話の中でずっと気になっていたのが、はじめにも書いた「なぜ私なんだろう?」ということです。その気持をディレクターさんに直接お尋ねしてみました。
ディレクターさんからは意外な一言が返ってきました。
「ムズカシくないほうがいいんです」
ああ!なるほど。ムズカシくなくていいんだ。。。
え?専門家なのに、それでいいのだろうか??
その思いも伝えてみました。
「ムズカシイことを分かりやすく解説していただける人を探しているんです」
ああ、そうだったのか!
医療の世界の小難しい話を一般の方に分かりやすく発信する、これが私のコラムLatteさんの記事だけでなく、サイトやブログでも一番気をつけていることです。ディレクターさんの一言で、目からうろこが落ちました。
ああ、残念!職場から許可が出なかった
さて、ディレクターさんから「お話を聞かせていただきましたが、ぜひご出演をお願いしたいと思います」とありがたいお申し出をいただきました。一応私の上司に許可を得ますね、とそこまではよかったんです。
職場の上司に急ぎで許可をもらう旨依頼しました。上司はすぐに人事課に確認をしてくださったのですが、ところが人事課が「うにゃむにゃ」と即座に返事をしてくれません。否定的なのかな?とも思いましたが、意図はわからずです。ちょうどその時私が育児休暇を取得していたからかも知れません。
その旨ディレクターさんにご連絡したところ、今回は収録日も決まっているので申し訳ありませんが、他の方にお願いすることにいたします、ととても丁寧なお断りのお返事をいただきました。
こちらの方こそお返事が遅くなりご迷惑をおかけいたしました。又の機会にぜひよろしくお願いします。いえこちらこそ、よろしくお願いします。
という結果になりました。
このブログを書く目的を再認識出来ました
出演できなかったのは、残念でもあり、少しホッとした気持ちもあり、ですが、何より「書いている文章が一般の方に分かりやすかったので」と制作のプロの方に認めていただけたことがうれしかったのです。
「そうだ、ぼくは誰よりも体のこと、筋肉や関節のこと、姿勢のこと、リハビリのことを分かりやすく解説できる理学療法士を目指すぞ!」
と、このブログの目標を改めて認識することができました。
良い経験をさせていただいたテレビ朝日のスタッフの方々には感謝しています。ありがとうございました。無事、育休も終わりましたので、またの機会がありましたらぜひご指名ください^_^
これを励みにもっと分かりやすい説明ができるよう精進してまいります。
おまけ
ディレクターさんにお話した「ストレッチの最近の知見」についてはまた別のエントリーで書きたいと思いますが、少しだけ。
ストレッチは運動前に行うことで怪我の予防や力を最大に発揮させるために重要!と言われていましたが、それはあまり根拠が無いと言われるようになっています。
当たり前と思われていた常識が覆される状況になりつつありますね。
詳細はまた別エントリーで。