前回、障害のある子供さんがつま先立ちを良くする理由などについての記事を書きました。
この記事を読んでくださって、発達障害のある子供たちの、生活場面で療育指導を行っているTwitterのフォロワーさん(理学療法士)から、コメントをいだだきました。
※匿名でツイートを掲載する許可をいただいています。
フォロワーさんつま先立ちをするお子さんのハイカットシューズの利用、とても有効に感じています。ハイカットシューズにしてから、歩く距離が伸びた、体がしっかりしたなどお母さんからよく聞きますヽ(^ω^)ノ西村有益な情報をありがとうございます!つま先立ちをするのは、足首周囲の筋の協調性が不十分なことも関係しているように思いますが、いかがでしょうか。下腿三頭筋(注:ふくらはぎ)などの大きな筋肉をダイナミックに使って固定するというか…。ハイカットが足首の安定性に効果的ということですよね。フォロワーさん私もそう思います。全体的には低緊張なのに、ガストロ(注:ふくらはぎ)だけアスリートのように発達しているお子さんも何人かいました。その割にバランスが悪くて、一種の仮性肥大の様なものと聞きました!フォロワーさん靴を履くことで安定性が増して足底からの感覚がよく入る様で、履き始めは感覚を楽しむ様に一歩一歩踏みしめて歩いているお子さんもいました。歩行中の片脚支持時間は確実に延びている様に感じます。フォロワーさんどのメーカーにするか試すのに2種類買う方がいるのですが、お子さんによっては自分でこっちがいいと決める子がいて、大体の子が固定力の強い方を選んでいる気がします。
なるほど、ハイカットシューズによって、足首の関節が固定されると足首周りが安定し、それが立位バランスに効果的ということですね。
また、足首がしっかり固定されると、安心感もあるのか、「しっかりと足を着いて歩く」ことにつながるようです。
逆に、足首が不安定であるからこそ、ふくらはぎの筋肉など大きな筋肉を使って、足首を固定しようとするようです。
いずれにしても、フォロワーさんの仰るように、ハイカットシューズは足首の固定性の向上に一定の効果があるので、つま先立ちを良くする子供さんにも効果的であると考えられそうです。
もちろん(前回の記事でも書きましたが)、つま先立ちがすべて悪いわけではありませんので、まずはしっかりと子供の様子を観察し、足首の安定が悪いようなら、一度ハイカットシューズを使ってみる、という流れで進めてみるのがよいでしょう。
情報提供いただいたフォロワーさん、ありがとうございました。