子どもと姿勢研究会にお越しになる方がよく検索される言葉に「子どものゲーム姿勢」があります
ゲームとはテレビゲームであり、ポータブルゲームであろうかと思いますが、一般的にはこれらのゲームは体の発達や姿勢によくないと言われています。
ゲーム姿勢といえば、体を曲げた状態になることから、背骨の変形や呼吸機能の低下が将来起こる危険性があると言われます。子どもと姿勢研究会でもそれらの予防を啓発しています。
ただ、ゲーム姿勢そのものが悪いのかというと、そういうことではありません。ゲーム姿勢が長く続くことが問題なのですね。
人の筋肉は同じ位置で固定され続けると硬くなる特徴があります。また関節も長い時間固定されることで、硬くなっていきます。ギプスを長い間巻いていた時などにこの状態が起こります。
同じ姿勢を続けることが良くないのです
姿勢もこれと同じことが言え、長時間同じ姿勢で固定されること、そしてそれが毎日繰り返されることでだんだんと体が硬く、姿勢が悪くなっていきます。
ゲームをする時間を限定し、それ以外の時間にしっかりと体を使った遊びをしていれば、姿勢の悪化などは十分防ぐことができます。ゲームが悪いのではなく、同じ姿勢を続けることに注意するべきなのです。
ここで 問題!どちらが悪いゲーム姿勢でしょうか?
余談ですが、上の画像のゲームをしている男の子2人。
どちらの方が悪いゲーム姿勢かお分かりでしょうか?
答えは、簡単ですね。
向かって右の男の子です。
その理由は、骨盤が後ろに倒れてしまっているからです。
でもこういう姿勢で遊んでいる子どもさん、多いですよね。
それに加えて、ゲームをする時はソファに座らないほうがいいのですが、それについては別のエントリーでご説明します。