児童養護施設で職員さん向け講義をしてきました

施設職員さん向け講義をしてきました

昨日、施設(児童養護施設さん)職員さん向けに、姿勢と体作りに関する講義をしてきました。

前回も児童養護施設さんでしたが、今回も別の児童養護施設さんにお伺いしてきました。

 

児童養護施設では、幼児から高校生まで、幅広い年齢の子どもたちが共同で生活をしています。

職員さんは、保育士さんをはじめ、心理士さんなど、色々な専門職の方がおられます。

そのため、偏った話にならないように気を付けながら、お話させていただきました。

 

講義後のご質問「体の緊張が抜けないお子さんへの対処方法」

講義後、スタッフの方から、「体の緊張がなかなか抜けないお子さんがいるのですが、どう言ってあげるのがいいでしょうか?」というご質問がありました。

実は、いつも体に力が入った状態でいるお子さんの場合、自分自身で「今、この状態が力が入っているんだな」とは自覚できていないことが多いものです。

そのため、「力を抜きなさい」と伝えても、子どもは「どうやったら力が抜けるのか分からない」「その前に、今この状態って、力抜けているの?」とさえ思ってしまいます。

 

こういった場合は、力を抜かせることよりも、先に「今よりもっと、(最大に)力を入れさせること」をさせます。

その状態から、スッと脱力させるように声をかけるのが良いです。

そうすることで、「ものすごく力が入っている状態」→「力が抜けた状態」となりますね。

これを繰り返すことで、「力を抜くとはどういうことか」が分かりやすくなります。

 

それらを理解した上で、最終的に「自分で力を抜いてごらん」と声をかけ、(本人にとって)普通の状態から、さらに力を抜くということを行わせると、スッと力を抜くことができたりします。

 

閑話休題

 

講義の最後には、「職員さんの体をケアしよう」ということで、肩こりの改善方法をご紹介しました。

コンパクトな講義スタイルでしたので、参加者の方とやり取りしながら、お話を進めることができました。

 

講義のご依頼は、法人サイトからどうぞ

さて、3月にはもう1件、講演会の予定が入っています。

今度の講演は、3時間の長丁場です。

参加者も100名を超えるとのこと。

いまからしっかりと準備を重ねていきたいと思います。

 

なお、一般社団法人子どもの姿勢とこころの発達研究所では、子どもの姿勢や体の発達に関する講義のご依頼を受け付けています。

担当は、法人代表理事で理学療法士の西村が務めます。

お問い合わせは、法人サイトお問い合わせページからどうぞ。

 

また、保護者や保育士さんのコンパクトな勉強会には、「レンタル理学療法士 西村猛」をご利用ください。

1時間¥2,000(税込)で、西村猛がレンタルできます。

「子どもの体の発達の話が聞きたい」「姿勢を良くするコツが知りたい」などのプチ講座の講師としても呼んでください。

なお、交通費は別途実費がかかります。

詳細&お申込みは、西村が経営しています、神戸ことばとからだの発達相談室ゆずONLINE SHOPの「レンタル理学療法士・西村猛【一般の方向け】」のページへどうぞ。