神戸新聞WEBまいどなニュースで記事を書きました。今回は、超不器用の原因にもなる発達性協調運動障害について

神戸新聞WEBまいどなニュースで記事を書きました。

今回のテーマは、「ジャンプできない、はさみが使えない…それって「発達性協調運動障害」かも…効果的な運動やNGな声掛けを解説」です。

 

普段、保育園の巡回相談(園にいる「発達が気になるお子さんの保育場面を拝見し、その原因や手立てを担任の先生と一緒に考えるという事業)に伺うと、どのクラスにも必ずいるのが「体を上手く使えないお子さん」です。

ダイナミックな動きだけではなく、手先が不器用なお子さんも「体が上手く使えない」という意味では同じですが、こういった「かなり不器用」なお子さんは、子どもの6~10%程度いると言われています。

 

単に不器用だけなら、とくに問題はないのですが、「日常生活に支障がでるほど不器用」なお子さんの場合は、発達性協調運動障害という診断が付く場合があります(医師の診察において)。

ところで、この不器用さを改善させるためには、「運動教室」や「トレーニング」ではなく、作業療法士や理学療法士によるセラピー(個別レッスン)が必要となります。

もし、お子さんの体の使い方があまりにも不器用だと感じるなら、一度専門医に見てもらうのもいいでしょう(もし違ったら、それはそれで安心できます)。

 

また、超不器用なお子さんは、成功体験が少ないことから、「どうせ失敗する」「自分にはできない」という気持ちから、トライすることを避けたがる傾向があります。

そのため「とにかく頑張れ」や「やればできる」といった声掛けは、逆効果になりますので注意が必要です。

日常の活動の中で、少しずつトライする気持ち、失敗しても落ち込まない強さをつけてあげるようにしましょう。

詳しくは、まいどなニュースの記事でお読みください。

お家でできる取り組みについても書いています。

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